遺品整理をしていると、衣類や家具だけでなく、介護用品が出てくることがあります。
杖、歩行器、車椅子、介護ベッド、ポータブルトイレ、手すり、介護用のクッションなど。
毎日の生活を支えていたものだからこそ、いざ片付けようとすると、少し手が止まってしまう方も多いのではないでしょうか。
「これは捨てていいのかな」
「まだ使えるけど、どうしたらいいんだろう」
「大きくて自分たちでは運び出せない」
そんなふうに悩みやすいのが、介護用品の整理です。
この記事では、遺品整理で介護用品が出てきたときの考え方や、片付ける前に確認しておきたいポイントを解説します。
介護用品は、まず「借り物かどうか」を確認する
介護用品を整理するときに、最初に確認したいのが「購入したものか、レンタルしていたものか」です。
介護ベッドや車椅子、歩行器などは、購入品ではなくレンタル品の場合があります。
見た目だけでは判断しにくいこともあるため、処分する前に次のようなものを確認してみてください。
・契約書やレンタル明細
・介護サービス事業所からの書類
・福祉用具貸与に関する書類
・ケアマネジャーさんや介護事業所の連絡先
レンタル品だった場合、勝手に処分してしまうと返却が必要になることがあります。
特に介護ベッドや車椅子など大きなものは、まず書類や契約状況を確認してから動くと安心です。
杖や歩行器など、まだ使えるものは処分に迷いやすい
杖や歩行器、シルバーカーなどは、状態が良ければまだ使えそうに見えることもあります。
そのため、すぐに捨てるのはもったいないと感じる方も少なくありません。
ただし、介護用品は安全に関わるものでもあります。
見た目はきれいでも、劣化していたり、ブレーキや部品に不具合があったりする場合があります。
誰かに譲る場合でも、
・ぐらつきがないか
・ブレーキが効くか
・部品が外れていないか
・汚れや破損がないか
などを確認しておくことが大切です。
無理に再利用しようとせず、安全面を見ながら判断しましょう。
介護ベッドは自力で運び出すのが難しいことも多い
介護用品の中でも、特に片付けが大変なのが介護ベッドです。
介護ベッドは重量があり、分解が必要になることも多いため、ご家族だけで運び出すのは難しい場合があります。
また、部屋から出すときに、
・壁や床を傷つけないか
・廊下や階段を通れるか
・マンションの場合、エレベーターに乗るか
・作業中にケガをしないか
といった点にも注意が必要です。
無理に動かそうとすると、家具や建物を傷つけたり、腰を痛めてしまったりすることもあります。
大きな介護用品が残っている場合は、最初から業者に相談した方が安心です。
ポータブルトイレや衛生用品は早めに分けておく
介護用品の中には、衛生面に配慮が必要なものもあります。
ポータブルトイレ、尿取りパッド、おむつ、清拭用品、使いかけの介護用品などは、他の荷物と分けて整理しておくとスムーズです。
未使用品であっても、保管状態や衛生面によっては再利用が難しいこともあります。
また、使いかけのものは処分方法に迷いやすいため、自治体のルールを確認しながら進めるのがおすすめです。
「これは燃えるごみでいいのかな」
「まとめて処分しても大丈夫かな」
と迷った場合は、無理に判断せず、自治体や専門業者に確認しておくと安心です。
介護用品には思い出が残っていることもある
介護用品は、ただの道具ではありません。
ご家族にとっては、介護をしていた時間や、故人様の暮らしを思い出すものでもあります。
杖ひとつを見ても、
「これでよく散歩に行っていたな」
「最後のころは、この椅子に座っていたな」
と、いろいろな記憶がよみがえることがあります。
だからこそ、すぐに全部処分しなくても大丈夫です。
写真に残してから手放す。
一部だけ保管する。
家族で相談してから決める。
そうした進め方でも問題ありません。
遺品整理は、早く終わらせることだけが大切なのではなく、ご家族が納得できる形で進めることも大切です。
介護用品を整理するときのポイント
介護用品を整理するときは、次の順番で確認すると進めやすくなります。
・レンタル品か購入品か確認する
・書類や契約先を探す
・まだ使えるものか状態を見る
・衛生用品は別に分ける
・大きなものは無理に動かさない
・迷うものは一度保留にする
特にレンタル品の可能性があるものは、処分前に必ず確認しておきましょう。
また、介護ベッドや車椅子など大きなものは、搬出に人手や道具が必要になることもあります。
ご家族だけで難しいと感じた場合は、早めに相談するのがおすすめです。
まとめ
遺品整理で介護用品が出てきたときは、まず「レンタル品かどうか」を確認することが大切です。
介護ベッドや車椅子、歩行器などは、購入品ではなく返却が必要なものの場合があります。
また、杖や歩行器などまだ使えそうなものでも、安全面や衛生面を確認してから判断しましょう。
介護用品は、故人様の暮らしやご家族の介護の時間が残っているものでもあります。
無理に急いで片付けようとせず、必要な確認をしながら、納得できる形で整理していきましょう。
しろライフ関西では、介護用品を含む遺品整理や生前整理、不用品整理のご相談を承っております。
大きな介護用品の搬出や、ご家族だけでは判断が難しいお品物の整理も、お気軽にご相談ください。
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